第六回:ANAマイルの航空券への交換方法(特典航空券・ANAスカイコイン) ~陸マイラーを目指して~
こんにちは,紫苑です.
第一回~第五回の方法を実践することでANAマイルが貯まってきます.いよいよ貯めたANAマイルを航空券に交換する方法を紹介します.
ANAマイルを航空券に航空券に交換する方法は以下の2種類です.
・特典航空券への交換
・ANAスカイコインへの交換と航空券の購入
それぞれの特徴を紹介していきたいと思います.
『特典航空券の特徴(メリット・デメリット)』
ANAマイルを最も効率よく交換できる方法が特典航空券となっており,ブログ等で良く紹介されている方法になります.
<メリット>
・還元率が高い(最もお得)
<デメリット>
・予約・変更が困難
・キャンセル手数料が必要(3,000マイル)
・予約時期に制限がある(国際線:355日前,国内線:2ヶ月前)
・燃油サーチャージ等の別途費用が必要
特典航空券の一番の特徴は還元率が高く,最もお得に航空券を入手可能なことです.この特典航空券ですが海外の場合は往復のみ,国内の場合は片道での予約が可能となっています.また,交換に必要なマイルも時期によって異なり,以下が旅行先と時期,その際に必要なマイルの表になります.今回は最も人気の高いハワイ(ホノルル)便を例に挙げて紹介していきたいと思います
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/int/usage.html
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/dom/terms.html
『特典航空券のメリット』
<高還元率(お得)>
ハワイへのエコノミークラスの特典航空券(往復)はローシーズン(L)だと35,000マイル,ハイシーズン(H)だと43,000マイルとなります.実際に現金で予約した場合は,ハイシーズンの得にお盆休みと正月は異常に高く,往復で65万円となる場合もありますが,平均的には20万円前後となっています.
そのため, 1マイル=1円で計算すると,3.5~4.3万円分のマイルで15~20万円の航空券が手に入る計算になります.もし,65万円の航空券を特典航空券で手に入れた場合は,1マイル=15円の価値となり,非常にお得に航空券を手に入れることができます.
『特典航空券のデメリット』
<予約が困難(予約可能な座席数が少ない)>
この特典航空券ですが予約が非常に困難な事が最大のデメリットとなります.当たり前ですが,こんなにお得な特典航空券を皆が手に入れることができたら,航空会社としてはタダで搭乗しているお客さんばかりになってしまい利益が出ません.そのため,特典航空券で予約できる席数には制限が設けられています.
ハワイ便だとエコノミー,ビジネスクラス共に1便当たり2席ずつとなっています.また,この割り当てられている座席数は会員のクラスによって異なり,ANAの上級会員であるプラチナメンバー,ダイヤモンドメンバー,SFC所有者(スーパーフライヤーズカード)の方はエコノミー,ビジネスクラス共に2席ずつ追加された各4席ずつを予約することが可能となり,予約難易度が下がります.
国内線の場合は,特割75などの予約状況によって特典航空券に割り当てられる座席数が変動します.そのため,人気の時期になると特典航空券に割り当てられる座席数が0席の場合もあります.
この特典航空券を取る方法にもコツが必要なため,次回の第七回で特典航空券の取り方を紹介していきたいと思います.
<キャンセル手数料が必要>
デメリットの二つ目としては特典航空券のキャンセルには,手数料が必要となってきます.キャンセルには国内線,国際線ともに3,000マイルが必要で,キャンセルした際に戻ってくるマイルからこの3,000マイルが引かれて戻ってきます.
また,変更を行いたい場合は特典航空券に割り当てられている座席にしか変更できないため,予約と同じように割り当てられている座席数が非常に少なく,変更も難しくなっています.
<予約時期に制限がある>
国際線は355日前の9:00から予約開始となります.人気路線の場合は予約開始時間に予約しないと満席となってしまい予約できないため、国際線を利用する場合は旅行の計画を1年前と非常に早い時期から計画する必要が出てきます.
<燃油サーチャージ等の別途費用>
特典航空券の場合は燃油サーチャージや空港使用料,税金など別途費用が必要となります.ヨーロッパなどの場合は1万円以上の費用が必要となります.もちろん,この諸費用を込みにしても一般航空券を購入するよりはお得になっているため,理解していればそれほどのデメリットにはならないと思います.
『ANAスカイコインによる航空券購入の特徴(メリット・デメリット)』
予約や計画が複雑で予約できない場合がある特典航空券に変わって登場するのがANAスカイコインによる航空券の購入になります.
<メリット>
・予約が簡単
・予約時期を自由に決められる
・マイル・プレミアムポイントが貯まる
<デメリット>
・還元率が低い
『ANAスカイコインによる航空券購入のメリット』
<予約が簡単>
ANAスカイコインの特徴は,予約が簡単な事です.通常の航空券の購入と同じ扱いになるため,特典航空券のように座席数の制限はなく,空席のある限り予約が可能となっています.
<予約時期を自由に決められる>
国内線,国際線の一般予約開始である355日前以降で,空席があればいつでも予約することができます.特典航空券のように1年前から旅行を計画したりする必要はありません.
<マイル・プレミアムポイントが貯まる>
ANAスカイコインでの予約は,通常の航空券の購入と同じ扱いとなるため,飛行距離に応じたマイルやプレミアムポイントが貯まります.このプレミアムポイントが貯まることが重要になります.プレミアムポイントが貯まると会員のクラスがブロンズメンバー,プラチナメンバー,ダイヤモンドメンバーと上がっていき,各種優待を受けられたりや特典航空券の予約が容易になります.また,永年上級会員に相当するSFCに申し込むためにはプラチナメンバー以上になる必要があるため,良く使われる方法となります.
『ANAスカイコインによる特典航空券購入のデメリット』
<還元率が低い>
ANAスカイコインの欠点は,特典航空券と比較すると還元率が低いことです.
マイルからANAスカイコインへの交換比率は交換マイル数や会員のクラスによって以下のように比率が変化します.
最も少ない場合だと1マイル = 1ANAスカイコイン = 1円にしかなりませんが,実際にマイルだけで航空券を購入したい場合は,40,000マイル程度の交換が必要となってくるため1マイル = 1.5ANAスカイコインが現実的な交換比率となってきます.
特典航空券と同じようにハワイ(ホノルル)便で考えるとハイシーズンでの航空券は20万円必要なため,20万ANAスカイコインが必要となります.つまり13.3万マイルが必要となり,特典航空券の3倍近いマイルが必要となります.
『特典航空券とANAスカイコインの比較』
具体的に「特典航空券」と「ANAスカイコインからの航空券購入」を人気のハワイと沖縄のハイシーズンで比較してみました.
このように,獲得マイルや別途費用を加味してもANAスカイコインより特典航空券の方が2倍~3倍程度お得となっています.
ローシーズンの場合は,航空券が安くなるためこの差は近づいていきますが,逆転することはありません.また,ローシーズンになるほど特典航空券も予約しやすくなるため,ANAスカイコインを使用するメリットはなくなります.
ただ,ANAスカイコインを利用するメリットがまったくないかというと,そういうわけではなく,特典航空券の場合は予約できない可能性があることが一番の問題です.休みが取れる時期が限られている人は,予約できなかった場合は1年後まで旅行を延期することになります.
『予約方法のオススメ』
皆さんが知りたいのは結局どの方法が良いのか?だと思います.そこで,個人的なオススメを紹介したいと思います.
特典航空券で予約する
やはり、値段が安いことから最初は特典航空券を利用することをオススメします.希望日時の特典航空券を予約できなかった場合は、旅程を遅くするかANAスカイコインに変更することをおススメします。
以上,ANAマイルへの航空券の交換方法でした.次回は,特典航空券の予約方法のコツを紹介していきたいと思います.お楽しみに♪
以上,紫苑でした.
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