紫苑のマイル生活

マイル生活の基礎から効率的なポイント・マイルの獲得方法や便利なクレジットカードの紹介をしていきます。

第五回:ANAマイルへの交換に必要なソラチカカードとは ~陸紫苑のマイル生活マイラーを目指して~

こんにちは,紫苑です.

 

第四回で登場した陸マイラー必携のソラチカカードですが,年会費が2160円(税込)必要なことから,きちんと理解してから発行したい人も多いはずです.今回はそんなソラチカカードを詳しく紹介していきたいと思います.

 

『ソラチカカードの基本情報』 

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『ソラチカカードのポイントの仕組み』

ソラチカカードで貯まるポイントは以下の3つがあります.

 

 (1) OkiDokiポイント(JCBのポイント

 (2) メトロポイント(東京メトロのポイント)

 (3) ANAマイル(ANAのポイント)

 

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http://www.to-me-card.jp/campaign/tome_ana/

こちらが公式サイトにあるポイントの仕組みですが,これだけだと正直わかりません.そのためそれぞれに関して詳細を説明していきたいと思います.

 

 

『OkiDokiポイント』

一般的なクレジットカードと同様にクレジットカードで決済した際に得られるポイントがJCBのポイントであるOkiDokiポイントです.

OkiDokiポイントには,通常のOkiDokiポイントとキャンペーンなどで得られる期間限定のボーナスポイントの2種類が存在します. どちらのポイントも最大で1ポイント = 5円の価値で様々なサービスや商品,JCBギフトカードに交換可能となっているため,クレジットカードの還元率としては0.5%となります.一方,ANAマイルやメトロポイントへの交換の際に通常ポイントとボーナスポイントで違いあるため,後ほど紹介していきたいと思います.

 

<OkiDokiポイント(通常)>

利用額の0.1%(1,000円 = 1ポイント)がOkiDokiポイントとして与えられます.また,付帯しているPASMOオートチャージした際にも同様に1,000円ごとに1ポイントが付与されます.

 

<OkiDokiボーナスポイント>

キャンペーンなどの場合は期間限定のボーナスポイントとして付与されます.また,前年の利用額によってJCB STAR MEMBERSのランクが変動し,前年の利用額が50万円以上の場合は利用額の0.01%,100万円以上の場合は利用額の0.02%がボーナスポイントとして付与されます.

 

 

『メトロポイント』

メトロポイントは,ソラチカカードの機能の一つであるメトロポイントPlusに登録したPASMO東京メトロに乗車した場合,あるいはメトロポイントPlusに加盟している店舗や自販機で買い物を行った際に貰え,クレジットカードの支払では基本的には得られません.このメトロポイントPlusに登録するPASMOはクレジットカード付帯のPASMO以外にも,現在使用しているPASMOでも行えるのが特徴です.

 

東京メトロの乗車>

メトロポイントPlusに登録したPASMOを利用して,東京メトロに乗車した場合,以下のポイントが貰えます.

 ・平日:5メトロポイント

 ・休日:15メトロポイント

 

<メトロポイントPlus加盟店での買い物>

メトロポイントPlusに登録したPASMOを利用して,メトロポイントPlus加盟店で買い物をした場合,以下のポイントが貰えます.

 ・自販機:100円 = 1メトロポイント

 ・店舗:200円 = 1メトロポイント

 

 

ANAマイル』

ANAマイルはソラチカカードの発行・更新時,ANAカードマイルプラス加盟店でのカード利用,ANA航空機に搭乗した際の3つの方法で獲得できます.

 

<ソラチカカードの発行・更新>

初年度のソラチカカードの発行,年1回の更新の際に1,000マイルが貰えます.

 

ANAカードマイルプラス加盟店でのカード利用>

ANAカードプラス加盟店でカードを利用した際に,100円で1マイル,あるいは200円で1マイルが貰えます.このANAマイルはOkiDokiポイントとは別に付与されるため,実質的に還元率が1.5~2%となります.ANAカードプラス加盟店としてはANAの航空券の購入やセブンイレブンイトーヨーカドーなどがあります.

詳細URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tameru/anacard/ana-cardmileplus.html

 

ANA航空機の搭乗時>

ANA航空機を搭乗した際に,ANAマイレージカードと同様の飛行距離に応じた通常マイルに加えて,10%のボーナスマイルが貰えます.

羽田-那覇の往復便に乗る場合,通常マイルの1,968マイルに加えてボーナスマイルの196マイルが追加された2,164マイルが得られます.

 

 

『ポイントの交換』

ANAマイルによる特典を受けるためには,全てのポイントをANAマイルに交換する必要があります.それぞれのルートに関して紹介していきたいと思います.

 

<メトロポイント⇔ANAマイルの交換>

ポイントサイトで獲得したポイントは第四回で紹介した通り,全てのポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換します.そのため,最も重要となるのがこのメトロポイントからANAマイルへの交換になります.

メトロポイントからANAマイルへの交換はソラチカカードを所持していれば,100メトロポイント⇒90ANAマイルの還元率(90%)で交換可能です.逆に言うと,このルートを使用するために年会費2,160円(税込)を払うことになります.一方で年会費無料でANAマイルに交換可能なポイントもあるため,年会費2,160円を払ってもソラチカカードがお得でなければ意味がありません.どの程度利用すれば元をとれるのか計算していきたいと思います.

まずはソラチカカードの発行・更新時(毎年)に1,000マイル = 1,000円分のマイルが還元されるため,実質は1,160円分を回収すれば良いことになります.無料で登録可能な楽天スーパーポイントは還元率50%となるため,ソラチカカードと比較すると還元率に40%の差が存在します.つまり,1,160 ÷ 0.40 = 2,900ポイント以上を1年間で交換する場合は,ソラチカカードを発行したほうがお得となります.陸マイラーを目指した場合2,900ポイント以上を交換することになるため,ソラチカカードは必須アイテムとなってきます.

 

<OkiDokiポイント(通常)⇒ANAマイル>

OkiDokiポイントには通常ポイントとボーナスポイントが存在します.まずは通常ポイントのANAマイルへの交換を紹介します.

通常ポイントからANAマイルへの交換には以下の4コースが存在します.

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つまり,「5マイル」「10マイル」と「自動移行コース」「マルチポイントコース」の組み合わせとなっています.

「5マイルコース」と「10マイルコース」の違いは簡単で,5マイルコースは移行手数料が無料の代わりに,1ポイント = 5マイルと交換比率が低く設定されています.一方,10マイルコースは移行手数料として年間5,400円が必要な代わりに,1ポイント = 10マイルと交換比率が高く設定されています.

「自動移行コース」「マルチポイントコース」の違いは,自動移行コースの場合は得られたOkiDokiポイントは自動で全額ANAマイルに交換されます.一方,マルチポイントコースの場合はANAマイルへの交換を全て手動で行います.そのため,マルチポイントコースだとOkiDokiポイントを貯めることも可能となり,OkiDokiポイントのサービスを受けることができます.

また,マイル自動移行コース(10マイル)の場合は移行手数料の5,400円が毎年請求されるのに対し,マルチポイントコース(10マイル)の場合,OkiDokiポイントをANAマイルに交換した年のみ移行手数料が請求されます.OkiDokiポイントの有効期限は2年となっているため,隔年でOkiDokiポイントをANAマイルに移行することが可能であり,その場合は実質的な移行手数料を年間2,700円とすることが可能となります.

 

<OkiDokiボーナスポイント⇒ANAマイル>

OkiDokiボーナスポイントからANAマイルへの交換は,1ポイント = 3マイルの交換比率で交換ができます.しかしこれはベストな方法ではありません.

ここで注目したいのがOkiDokiポイントはメトロポイントにも交換可能で,その際は通常ポイントとボーナスポイント共に1 OkiDokiポイント = 5メトロポイントで交換ができる事です.つまりボーナスポイントの場合はメトロポイントを経由することで1 OkiDokiポイント = 4.5 ANAマイルで交換ができます.

ここで注意したいことがあります.OkiDokiポイントからメトロポイントへの交換は有効期限が短いポイントから行われます.つまり,ボーナスポイントよりも有効期限の短い通常ポイントが存在する場合,通常ポイントから交換されてしまいます.そうすると,本来は10マイルになるはずだった通常ポイントが4.5マイルとなるため,1ポイント当たり最大で5.5マイル損をしてしまいます.そのため,一般ポイントをANAマイルに交換した後に,ボーナスポイントをメトロポイントに交換するようにしてください.

 

 

『ソラチカカードの最適なコースは何か』

ここで疑問に思うことが,マイル自動移行コース,マルチポイントコースなどの4つのコースのうち,どれが最もお得となるかです.

これはソラチカカードを用いた年間利用額によって変わってきます.以下が利用額毎の最適コースになります.

 

・年間54万円以上の利用:マルチポイントコース(10マイル)

・年間54万円未満の利用:マイル自動移行コース(5マイル)

 

どのくらいポイントをANAマイルに交換した場合に,移行手数料が回収できるかが気になる点かと思います.ここでOkiDokiポイントは通常ポイント,ボーナスポイント共に有効期限が2年間となっています.つまり,毎年ポイントを交換する必要はなく,隔年で交換を行えば問題ありません.マルチポイントコースの場合は移行手続きを行った年のみ移行手数料が請求されるため,2年に1回移行手数料の5,400円を払えばよくなり,毎年支払う必要がありません.OkiDokiポイントを1,080ポイント交換した場合に,5マイルコースだと5,400マイルとなり,10マイルコースだと10,800マイルとなるため,ちょうど5,400円に相当する5,400マイルの差が生じます.つまり,2年間で1,080ポイント以上を交換する場合は移行手数料を払っても10マイルコースの方がお得になります.つまり,毎年この1,080ポイントを獲得するためには108万円のカード利用が必要となるため,1年間で考えると54万円の利用が境界となります.つまり,年間54万円以上利用する場合はマルチポイントコース(10マイル)に申し込み,隔年でポイントをマイルに交換するのが最も良い方法となります.一方,54万円未満の利用の方はJCBプログラムを利用しないのであれば手間のかからないマイル自動移行コース(5マイル)が最適なコースとなります.

 

 

『ソラチカカードの申し込み』

ソラチカカードへの申し込みはポイントサイトからの登録をオススメします.友達紹介によって発行者と紹介者それぞれに500マイルが付与されるため,友達紹介をオススメしているサイトも有るかと思いますが,それは一番ポイントが貯まる方法ではありません.ポイントサイト(モッピー)からの登録だと2,000-3,000ptが貰えます.その際はソラチカカードなどで検索しても出てこないので,「ANA」「JCB」と検索すると出てきます.

 

 

『ソラチカカードのまとめ』

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<登録コース>

 ・年間の利用額が54万円以下の方はマイル自動移行コース(5マイル)

 ・年間の利用額が54万円以上の方はマルチポイントコース(10マイル)

 

<ポイント交換>

 ・OkiDokiボーナスポイントはメトロポイント経由で交換

 ・通常ポイント交換後に,ボーナスポイントをメトロポイントに交換

 

 <ソラチカカードの発行>

 ・モッピー経由

 

 

次回はいよいよANAマイルの航空券への交換を紹介したいと思います.お楽しみに♪

 

以上,紫苑でした.

 

ポイントを貯めたい方はモッピー、ポイントタウン、Gポイントへの登録がオススメです。 

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